元Journey組によるThe Stormの2ndアルバムEye Of The Stormがイタリアのアナログ再発専門レーベルNight OF The Vinyl Deadから500枚限定でリリース。2024年になっても90年代メロハー発アナログ化に食指が動いてしまう同士のポストでリリースを知り高い送料に唇を噛みながらもなんとか4ケタでオーダー。ありがてーありがてーあぶねーあぶねー。
内容はB!の藤木さんに「Journeyが再結成したってこんな素晴らしいアルバムは作れまい」と言わしめた完璧なメロハー、ハードAOR、産業ロック。インディーズだけどサウンドプロダクションもいいし、1stよりもさらにいい曲ばっかで笑ってしまう。ハイトーンのケヴィン・チャルファントのヴォーカルに時々グレッグ・ローリーの歌が絡むのもナイスなアクセントになってる。1995年当時のこの手の音楽への風当たりはハンパなく強かったと思いますが、負けずにこんないいアルバム作ってくれてたのホントありがたい。
いかにもCDサイズのジャケを拡大コピーしただけのようなボンヤリしたアートワークと52分で1枚モノというところに不安を覚えますが、音量はやや小さめながら音質は悪くない。低音にしっかり厚みがあって気持ちいいです。NOTVDなので相変わらずソースについては謎ですが内周になっても歪みは少ないしマスタリング・カッティングともにちゃんとしてると思う。
これからもこの手の再発ガンガンして欲しいので、猛烈な円高ユーロ安をお願いします。1ユーロ8円ぐらいになってくれ。
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Madisonの1stアルバムDiamond Mistress、スウェーデンオリジナルのRixi盤を買ったのでRoadrunner盤と聴き比べです。おお、コレはRixi盤の勝ちですわ。RR盤はスッキリ綺麗なんだけどRixi盤はベースの音圧が高く輪郭がハッキリしていてカッコいい。ベーシストがマスタリングしたんでしょうか。
久しぶりに聴くとヨラン・エドマンもその昔はこんなにガナったり叫んだり元気だったんだなあと微笑んでしまう1枚。曲ごとのバラつきが大きくて名盤と言うには一歩届かないような気もしますがLay Down Your Arms、Diamond MistressにTurn Me Looseという魅力的なスピードチューン、泣き泣きバラードのPictures Returnが収録されてるんだから好きモノにはたまらんアルバムなのは間違いないやね。
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その名の通りラジオでオンエアするためにラジオ局に配布されるレコードRadio Show Disc、このたびRichie SamboraのライブRadio Show Discを手に入れました。インタビューやCM、ジングル等も収録されてるのは好き嫌いあるでしょうが貴重なライブ音源をレコードで聴けるというありがたい代物。
音源は日本盤Undiscovered Soulのボーナスディスクに数曲収録されたりブートでも多数出回っている1991年のサンディエゴ公演。ソロアルバムからはもちろんのこと、Bon Joviの曲やCherに提供した曲まで含んだ豪華なセットリストをリッチーのデカくていい声でも音程はちょっぴり甘い歌と、ベーシストがトニー・レヴィンだからなのかBon Jovi以上に安定感のある演奏で楽しめる名ライブ&名音源です。Bad MedicineやI'll Be There For Youはジョンが歌うよりも地に足のついたブルーズベースハードロックとしての魅力が出てるしFather TimeとThe Answerは名曲だし。
スタジオアルバムよりはるかに聴きまくったライブがこうしてレコードで聴けるのは嬉しい限り。これからも見つけたときには買ってくぞRadio Show Disc。
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Dune見て外出たらほんとにDuneみたいな砂嵐の世界でした。誰かスパイス(花粉)をなんとかしてくれ…という願いを込めてVan Halenのデビュー盤USオリジナル、DCC盤、Chris Bellmanカット盤を聴き比べ。
元々Burbank LabelのUSオリジナル盤を持っていたんですが、リマスターやリイシューの評判を調べていたら気になっちゃってSteve HoffmanがOriginal Two-Track Masterからリマスターしたという1998年のDCC盤を格安でゲット。まあ評判いいっつっても中低音域がモコっとしてヌケが悪くなってるリイシューあるあるのアレでしょー?と聞いてみたら、あれオリジナルよりいいでないの。オリジナルよりベースとバスドラがファットで音圧が上がってるんだがそれでいてハイのヌケが悪くなってたりはせず、シンプルに筋肉増量て感じ。
ところがDCC盤の評判を確認していたら「Chris Bellmanカットの2015年盤の方が上だ」という書き込みが多い。え、ほんとに?これより良くなるの?と疑心暗鬼になりつつこれまた安く落ちてたのをゲット。これはOriginal Master Tapesからのカットということですが、Original Two-Track MasterとOriginal Master Tapes、果たしてどう違うんだろか。単純に前者はアナログテープではないってこと?DSDとか?識者教えてください。
エニウェイ「どうせネットの感想なんて当てにならないからな」と半笑いで聴き比べてみると…うはー!低音の厚みそのままにディテールがクリアになって音圧も上がっとるがな!マスターの違い故なのかカッティングの腕の違いなのか。果たしてどの変数がどう音に作用したのかわかりませんが、この3枚のうち一番入手しやすいChris Bellmanカットの優勝でした。
ちなみに多くの人がさらに音がいいと挙げているのがあの色々揉めたMobile FidelityのUltradisc One-step盤。こちらはOriginal Master Tapesを256DSDに変換したものからプレスしたもので、45回転の2枚組。いくらいいって言われても36分のアルバムを2枚組だと逆に聞かなそう。いや聞いてみたくはあるけども。
花粉の昂りと春休みの背中が見えてきた夜に聞くのはカナダのKiller Dwarfsの4thアルバムDirty Weapons、USオリジナルです。
実は前に100円で1stを買ったんですが大味かつ単調過ぎてすぐ売っぱらっちゃったんよね。でも1990年モノならいけるんではないかと(安かったし)再度挑戦してみたんですがコレが当たり。ってか1stの印象と全然違うがな!!LAメタル的にナスティーな香りもほんのりなエネルギッシュロケンローでありながら印象的なのはクールな哀感で派手に盛り上がりきらないところも含めとてもよろしいでんがな。プロデューサーにアンディ・ジョーンズを迎えて音もメジャー感バリバリだしまだまだ自分が聴いてない魅力的なバンドが沢山あるんだなあと嬉しくなりました。
本日のオシャレ90年代メタルはアルゼンチンの国民的バンドRata Blancaの、Nevermindと同じ年1991年リリースの3rdアルバムGuerrero Del Arco Iris。若い頃はスペイン語ヴォーカルに抵抗があったんですけど最近は全然いけるようになりアナログ欲しくなってたところに特記事項盤反り3800円が。たまに見かけても18500円とかだしこの値段なら迷わずゴーだろと取り寄せ試聴してみたことろ、確かにそれなりの反りだけど再生にはまったく問題ナシ!だだだだだいじょうぶですこここここれもください!と興奮しながら買ってきました。
しかしその代わりA面1曲目にはループノイズが入る傷がいくつか。まあいっか1曲目はLong Live Rock & Rollのバッタモンみたいな曲だし。そう、皆さんご存知のようにRata Blancaと言えばアルゼンチンのRainbow。ギタリスト、ウォルター・ジャルディーノのリッチー・ブラックモアへの敬愛が出まくりの音楽性。このアルバムだとRainbowのLong Live Rock & RollやFiredance、Deep PurpleのKnocking At You Back Doorの影響を隠そうともしない曲が並んでおります。La Boca Del Loboのエンディングみたいなリッチーフリークなら思わず吹き出してしまうような遊びもいっぱい。
しかしただのパクリではなく、アルゼンチンという南米の熱情によるコテコテなクサみを発しているのがこのバンドの強み。エイドリアン・ヴァリラーリによる熱く伸びやかなスペイン語歌唱も相まって少年マンガ版Rainbowと言った趣になっております。個人的にはこのアルバムはアタマ3曲はイマイチで4曲目以降が好きです。タイトルトラックのGuerrero Del Arco Irisなんかはイングヴェイ風味もあるけど全体的にはやはりネオクラシカルというより様式美と言いたくなる音楽よね。まったくもって万人に薦められる音楽ではございませんが、俺は80になってもこういうの聴いてそうな気がします。
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Jeff BuckleyのLive At Sin-éの2018年初アナログ化4枚組BOXセットです。1993年8月の、カフェでのギター一本弾き語りライブを録音したもので、合間のおしゃべりも収録して2時間半。レコードストアデイでリリースされたものとレコード自体は同じですがコレはLTD.ナンバー無し。おかげで多少お安め。
いやコレすげえいいんですわ。バンドの曲もストリップダウンされると余計にヴォーカルへの感度が上がるというか、物足りなさはまったく感じない。そしてカバーは曲の良さに頼るんじゃなくて原曲の魅力を歌で別次元に持って行くみたいな神々しさ。とか言っといてほとんど原曲知らないんですけど。てへ。
Calling Youやってるのはバグダッド・カフェ見たからなんでしょうかね。「昨日映画見て良かったから」みたいな軽いノリの親密さも感じられるのがとてもいい。演奏&歌のダイナミズムは凄いし、その場で息を呑んで聴いているような空気感もしっかりパックされた生々しいライブアルバム。
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レコードはジャケが大きいのがいいとおっしゃるオシャレな皆様こんばんは。今日のオシャレコはRandyちゃんでございます。
1986年のデンマークでシングル1枚出しただけのバンドですが、そのサウンドはなかなかのNWOBHM。オランダ出身のジャーマンメタル、千葉にある東京ディズニーランド、そしてデンマーク出身のNew Wave Of British Heavy Metal。このレコードはそんなRandyちゃんの7インチシングルの2曲と1987年のデモ音源をコンパイルしたアルバムで、2012年にリリースされたもの。オリジナルのジャケはキャベツ化したあばれる君でしたが2012年ヴァージョンはちょっとだけ人相が悪くなりました。
とどうしてもこのジャケのインパクトにやられてしまうんですが、ちゃんと曲がいいんですよ。NWOBHMぽいって書いちゃったけど一番近いのはスウェーデンのUniverseかも。Universe meets Vandenbergて感じでしょうか。シングルの2曲はもちろんだけど、1987年のデモの中にもUFOのDoctor DoctorやY&TのForever的名曲It's Got Be LoveやHelloiseみたいな名曲Razor's Edgeがギラリと光っており、なぜこのバンドが80年代にきちんとしたアルバムを制作できなかったのかと不思議に思ってしまう内容です。
そしてこのレコードの音源にさらに1992年のデモ3曲を加えたコンピレーションアルバムが2019年にリリースされており、チラっと聴いてみたらやっぱり1992年感ゼロでとても良かったです。ってかそっち買えば良かったわ!
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珍しく西濃運輸の不在通知が入っててなんだろなと思ったら随分前にオーダーしたGeneral Patton vs. The X-Ecutionersでした。Silver Streak Vinylだそうです。パットンはヴォーカルはもちろんのこと、キーボード、ギター、ベース、Percussion Strategies(とは?)、Waveform Editing And Programming(はなんとなくイメージが湧く)としてクレジットされています。
ってかターンテーブルのプレイなのかプログラミングやサンプリングなのかって正直聴いてるだけだとよくわかんないんだけど、何はともあれビートは多彩だし当時聴いてたときよりカッコよく感じる。パットンが歌うとPeeping Tomっぽくなったりするしサンプリング使うとFantomasっぽくなったりもするけど歌以外のヴォカリゼーションもビート組み合わせて色々やっててライブでキャイキャイ叫んでるのが目に浮かびます。このアナログはちゃんとその辺のキモをわかった音作りになっててとても良い。
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完全スラッシュモードでのライブだったため過去曲はMy Ass Is On Fire1曲だけだったんですがやっぱあの頃のMr. Bungleはええなあ、と過去作聴きまくっております。
1stのアナログは1991年当時はイギリスでピクチャー盤、EUでは黒盤が出ています。その後2009年にPlain Recordingsから、2014年にMusic On Vinylからリイシューがリリース。Plain Recordingsからのリイシューは音も小さくCDから適当にカットしたんじゃないかという粗悪品だったので売ってしまったんですが、現行システムで改めて3枚聴き比べてみました。
あれ、前聴き比べたときと印象が違うぞ。MOV盤は1.5枚組だけあって音量はしっかりあるしディテールもちゃんと聞こえるんですが、ピクチャー盤&EU盤の両オリジナルが思ってたよりずっといい。この両オリジナルはカットこそ違えど大体似た音で、ピクチャー盤は特有のヒスノイズがあるのでEUオリジナル黒盤に軍配が上がります。ちなみにこの両盤、1枚モノなので収録時間が超長尺。以前ストップウォッチで測ってみたところ、なんとA面35分23秒、B面37分54秒の計73分17秒。通常のレコードの倍近い収録時間なんです。収録時間が延びればまず影響を受けるのが音量で、オリジナル両盤はちゃんとかなり小さい。なので第一印象はやっぱMOV盤圧勝だなーと思ってしまうんですが改めてちゃんと音量を揃えてみるとオリジナル盤全然負けてない。マスターがアナログかデジタルかの違いなのか鮮度の問題なのかシステムとの相性なのかはわかりませんが、しっかり音量上げてやればセパレーションもディテールもしっかりしているしバスドラのドン!という響きであったり奥行に関しては1.5枚組リイシューより73分以上収録のオリジナルの方がむしろ上回っているのでは?という印象。もちろんプラシーボ込みのスパシーバレニングラーですが。内周でもそんなに音質の劣化を感じないのも凄い。
残念というかリスクとしてはボリュームめっちゃ上げて再生しなくてはならないのでパチノイズもデカくなってしまうこと。ある程度状態が良くないともはやパチノイズとは言えないレベルのノイズにビビります。
カッティングエンジニアが誰なのかわからんけどこれって現代のアナログレコードではできなそうというかオーパーツみたいなレコードなのでは?そしてやはり音楽もオーパーツ的というか、23、4歳の若者たちがジョン・ゾーンをプロデューサーに迎えてアヴァンギャルドなヘヴィロックをやんちゃかつスーパーキャッチーにキメてるのがほんと凄い。これからはしばらくEUオリジナルを主力に据えることにします。1回ひっくり返すだけでいいのが何より素晴らしい!
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先月「めっけたら買ってみよう」と書いた1991年リリースWrathchild Americaセカンドアルバム3-D、無事めっけました。ドイツAlsdorfプレスのEUオリジナル。
1st以上にごった煮モードが高まってて所謂クロスオーバースラッシュ的なファンキーさに留まらずスウィングだのレゲエだの色々ぶちこんできており、それに伴いIron Maiden影響下的なスラッシュ色はやや後退した感じがしますが相変わらず面白いサウンド。色々派手なことやってる割に曲としての印象が薄いのは物足りなさであると同時にだからこその飽きにくさに繋がっているような気もします。全体的な印象としてはB面の方がいいかな。1991年という過渡期の時代だからこその音楽だよね。こういうのに惹かれちゃうのよ。
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2月18日でリリース30周年、イングヴェイが「なんだあの顔に三角は!」と激怒したことでお馴染みSeventh Signです。レコードはジャケが大きいからいいとヌカす輩を黙らせる渾身の「顔に三角」。そうかもう30周年か…一浪しての大学受験が終わって解放感の中で買ったアルバムです。アルバムの発売前にラジオで流れたNever Dieを録音して受験勉強ほったらかしてキメの3弦スイープを耳コピしてたのを思い出します。
このSeventh Sign、アナログは韓国盤オンリー。10年前にeBayで買ったときは送料込み2000円でした。いい時代だった。
名盤名盤言われてますけど個人的にはそんなにそこまで好きじゃないのはこのアルバムからイングヴェイが完全にアメリカンになってしまったなあと思ったから。Never Die、Seventh Sign、Crash & Burnとらしい曲はあるんですがFire & Iceまでにあった繊細さが失われたように感じてしまうんですよね。彼の20代の頃の作品にはナイーヴさが繊細さとして音楽に発露していたけど30代以降はそのナイーヴさが開き直った傲慢さとして発露するようになったと思うんですよね。特にバラードは2曲とも好きじゃなくて、特にPrisoner Of Your LoveはG線上のアリアを引用したサビメロに猛烈なダサさを感じてしまう(ギターソロはいい)。
とはいえその開き直った傲慢さゆえのカッコ良さもある。イングヴェイの下品なベースとやかましいマイク・テラーナのドラムによるリズム隊のグルーヴは他のイングヴェイのアルバムでは聞けない個性でもあります。Hair TriggerやBad Bloodあたりは音の下品さがいいんよね。
で、アナログの音なんですけどコレがまたクセ強。ご丁寧にボーナストラックのエンジェーインヒーまで収録された53分の長尺盤故に音量小さめ、ヌケとクリアさは放り出してベース(低音というよりベース)が強調された音で一聴するとかなりのガッカリ盤なんですが、セッティングによってはなかなかカッコいい音になります。この辺は音量を上げてもうるさくなりすぎないレコードのアドバンテージ。CDとは一味違う厚みの音でそのベースのグルーヴを凶悪に引き出してくれて、決していい音とは言えないもののかなり気持ちいい音に…というのは贔屓の引き倒しによるものかも。
にしてもポニーキャニオン時代のアルバム、そろそろちゃんとしたアナログ出してくれないもんかのう。あんなに金にうるさそうなマネジメントなのにシガーケースとかわけわかんないもんは出すクセに売れそうな音源商売は全然やってくんないんだよな…。過去に頼らない活動を続けてるって言えばカッコいいんですけども。
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花粉舞う2月の日曜にWhite ZombieのAstro-Creep:2000のレコード聴き比べる人は果たして吉祥寺に何人いるのでしょうか。
いやね、これ5年ほど前に買ったのをずっとUSだと思ってたんですが、こないだ久々に引っ張り出してみたらレーベルにLC7266っていうEU盤に良くついてるコードがプリントされてて。あれ?USのはずなのに、と確認してみたら見事EU盤でした。まあ音が良けりゃなんも問題ないんですけど久々に聞いてみたらやや音小さめだし記憶より大人しい音で。え、これUSで買い直さなきゃダメなやつじゃん!となったのでした。タイミング良く黒盤がそこそこの値段で転がってたので速攻購入。
最近は聴き比べであまり快勝がなかったんですけどこれは文句なしにUSですね。音量音圧ヌケの良さ、そうそうEUからUS買い直すときってこういうのを期待するよね、というカタルシスが得られました。いや良かったぞい。
気が付いたら家にこんなに沢山のIron Maidenが揃っていました。そんなに好きなの?と言われるとなんとなく口ごもってしまうんですけど、堂々と言いましょう、好きです!ライブは遠いので行きませんけども!
UKオリジナル、日本盤(なぜかジャパンオリジナルとは言わない)、USオリジナル、USリプレスの4種です。最初に買ったのは1985年リリースのUSリプレス500円で、長らくコレで満足していたんですけど初期メイデンはやはりUKオリジナルで揃えたい欲が湧いてきちゃってUKオリジナルを買いました。でも実際聴いてみたらUSリプレスとあまり差を感じなかったんですよね。で、USリプレスが優秀ってことはUSオリジナルはUKオリジナルより良い可能性もあるのでは?と最後に買ったのがUSオリジナル。
なんかとっかえひっかえしてるうちによくわかんなくなるいつものパターンだったんですけど、ざっくり言うとUKオリジ=USリプレス=日本盤>USオリジて感じ。頑張ってくれよUSオリジナル!USオリジ以外の3枚は、耳のいい人には違いがわかるのかもしれんけど俺にはよくわからんかった。音圧は微妙にUKオリジナルが一番、ヌケはUSリプレスという気もしたようなしないようなもうわかりませんが、音圧はUKってのは一番内周までカットしてある(幅広でカットしてある)のがUKという先入観によるものかもしれない…でもわかんねーな…という例によって自分の耳が一番信じられなくなる結末でした。
なんともカタルシスの薄い微妙な結果ですけどUSオリジナルよりUSリプレスの方がいいというのが意外だった。ってか完全に違うカットなのでリプレスっていうよりリイシューですね。この時代はまだマスターもフレッシュだしカッティングエンジニアも腕のいいのがいっぱいいたでしょうからこういうこともあるんですね。
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QueenのInnuendo、オリジナルは後回しにしてるうちに高くなっちゃったなとため息をついていたらデアゴスティーニ盤が外箱(?)無しの格安で売ってたので購入。マトリックス情報を見る限り、2001年にBob Ludwigによってデジタルマスタリングした音源を2015年にMiles Showellがハーフスピードマスタリング(カッティング?)しMPOでプレスしたリイシューで使われたメタルパーツを使ってるんでないかと推測されるんですが、ライナーには盤に関する説明はないのでわかりまへん。
でも音は思ってたよりいいです。高域はオリジナルのDMMカット1枚モノの方がスコンとヌケるんじゃないかって気もしますがクリアでハイファイな音で中低音域の重みが心地よい。オリジナルは収録時間が厳しかったのかThese Are The Days Of Our LivesとBijouにカットがあるらしいのでこれで満足しておこう。何はともあれ大好きなInnuendo, I'm Going To Slightly Mad, These Are The Days Of Our Lives, Show Must Go Onをレコードで聴けるようになって嬉しい。
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