Everything's Ruined

また息切れしたブログ
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FAITH NO MORE at 新木場スタジオコースト 初日
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    長らくほったらかしにしていたこのブログですが、1ヶ月経ってもやっぱり毎日ライブのことばかり考えてしまうので書きます!



    当日は居ても立ってもいらんなくていっつも開演10分前に会場に入るのがデフォルトなこの俺が5時には新木場着!(7時開演) ソワソワしすぎました。つっても寒くて仕方ないので駅のサブウェイでソワソワカフェラテ飲んでたんですけどね。

    入場しても果たしてライブは前で観るか後ろの高くなったところでゆっくり観るか。それすら決まらずウロウロしていたが(ウロウロできるほど人口密度が低かったのだ)グッズのことを思い出し、売り場へ向かう。すでに長蛇の列が出来ていて「ここに並んでるうちに場内の人が増えて観たいポジションで観れなくなってしまうかもしれない」という不安に駆られる。とは言え後回しにしてTシャツのサイズが無くなってしまうのも悔しいので意を決して最後尾に付く。早く戻んなきゃ!と気が急いてる分列の進みが遅く感じてしまうもんで、おい!カップル二人でTシャツの一つ一つサイズ感確かめてはお互いの似合い具合確認してんじゃねえよ!サクッと!サクッと買ってサクッと列から離れる!それが江戸っ子の粋ってもんじゃなかったのかい!と思ったりとひたすらもどかしい。

    とりあえず物販ではTシャツ2枚とマフラー(白)を購入。Tシャツは1枚はまあいいんだけどもう1枚がMOTHERFUCKERとだけ書かれ、ツアーデートはおろかそもそもバンド名が書かれていないというハードルの高い代物。でももうお布施ですから。とりあえず買っておいた。寝間着にするよ。

    (Le BucherettesとAnthemasqueもそれぞれ良かったのだがとりあえず割愛。後々追記します)

    幕間のBGMはTEENAGE FANCLUBだの90'sインディーがかかっていてなんかFNMらしくないが、好きな曲が色々かかって退屈しない。ロディの趣味なのかローディの趣味なのか。ステージが白い布で覆われ、さらには沢山の花が並べられ祭壇のようになっていく。おおおついに始まるんだーと思ってドキドキしつつ落ち着かなくなって前に行ったり後ろに下がってみたりとウロウロしてしまう(結局人口密度は低いままだった。観る分には快適でありがたかった)。

    8:35をしばらく過ぎたところでBGMが真夜中のカウボーイのオリジナルに変わる。もちろんFNMがANGEL DUSTでカバーしていた曲なので、多くのファンはこれが開始の合図だろうと歓声をあげる…がさらにもう1曲ムーディな曲がかかり、そこで暗転。1曲目は予想通りMotherfucker。昔より倍ぐらい身体が厚くなったロディがディストーションヴォイスで語り始める。しばらくするとマイク・パットンが白装束に白マスクという出で立ちで現れ、Hello Motherfucker My Loverと歌いだす。18年ぶりの来日公演での歌い出しのフレーズとして非常にらしいフレーズだと思う。この曲、単体で聴いたときは「なんだこりゃつまんねー」と思ってたんですがライブのオープニングとしてはなかなかいいですね。再結成後たびたびライブでカバーしていたVANGELISのChariots Of Fire
    をFAITH NO MORE的にやったみたいな感じ。そして間髪入れずに象の鳴き声が響き渡り、Caffeine!テンポ遅いけど!そんなの関係ないカッコよさ。パットンかっけええええと我を忘れつつ盛り上がるが途中でどうもキーボードの調子がおかしいことに気づく。キーボードがどうも違うキーの音を出してる気がするなあと思いつつ目をやると色々焦ってるロディ。中盤のブレイクパートの直前にはキーボードの音を止めて修復にとりかかっていた。



    そうなのよこの日のライブはもうこのキーボードトラブルが最大の目玉になってしまったのよ。

    ここで一旦パットンの「トキョ」から始まるMCで場を繋ぐものの、まだ修復には時間がかかると判断したのかメンバーでちらっと打ち合わせてキーボードを必要としないGet Outへ。バキバキでかっこええ!パットンはかなり体がふとましくなったとは言え、今でも一つ一つのアクションがキレッキレ。終わった後またロディ以外のメンバーで打ち合わせをしてこれまたキーボードのいらないSurprise! You're Dead!。加入以来ずっとジョン・ハドソンのギターには不満を持ってたんだけど今日の演奏は悪くない気がする。ちゃんとメタリックなカッコよさを表現できてた。

    ロディの「キーボードがトラブっております。皆様のご理解ご寛恕に感謝いたします」というMCが入る。まだダメなのか。

    仕方なく、というよりは臨機応変にバンドはDigging The Graveへ。大迫力のリズム隊にパットンの絶叫がすげえ!けど!ステージ上手の状況が気になって仕方ございません!予備のMACを繋いでみたりしているもののまったく状況に変化がないのが客席から見ててもわかるので気になっちゃうのよね。

    「夢を見たんだよね。朝起きて学校行ったんだけど…ふと気づいたら全裸だった」つービルの意味不明なMCに続いてパットンが「キーボードのない演奏どう?センシティヴになっちゃうぜ」。そこでビルが「マスキー?」とか言ってて周りのアメリカ人が大爆笑してたんだけど意味わかんなかった。悔しい!"But show must go on!!"というパットンの決意表明からI Started A Joke。ウィスパーヴォイスから朗々とした歌声で壮大に歌い上げるコントラストが最高なこのカバーの途中、ピロン、ピロピロポロン、という安っぽいピアノの音が!パットンは笑いながら「おいそのキーボードやめろ」と言っていたけどどうやら簡易キーボード?みたいのを無理やり繋いでそれで弾いているらしい。依然としてキーボードはスタッフが作業中。曲はCuckoo For Caca。この曲は本来キーボード入りとは言えキモはとにかくアグレッシヴなリズム隊なのでカッコイイんだけど「あーこれフルバンドで聴きたかったなあ」と思ってしまうのも確か。でもこの辺に来るとさすがに「もう今日はそういう日だわ!」と開き直れてきたしスペシャルなもん観れて嬉しい感じもしてきました。してきたというよりそういう自己暗示が効いてきたというか。エンディング間際のビルのベースからのパットンの絶叫がとにかくカッコイイ。無線機?的なマイクでディストーションヴォイスを使ったりサンプラーを使ったりと再結成後ならではのパットンのサウンドメイクが冴える。

    手持無沙汰なロディのMCの後に「ウィス!」とパットン。ちょっとキーボードサウンドを出してみたところ、「ヒョワーン」というCaffeineの時から状況が変わってないことを示す音が鳴り、「No Fuckin' Way!!ヴードゥーの呪いだぜ!」とパットン。仕方なく引き続き簡易キーボードでシンプルなフレーズを弾きながらEvidence。今日はもうKing For A Dayの日だな!普段のアレンジと違うピアノサウンドオンリーのキーボードでのこの曲もなかなかステキ。ギターソロの前のパットンの「にほん、にほん」という妙に脱力した合いの手が良かった。

    安っぽいピアノの音から始まったEverything's Ruined!この状況でまさかこの曲が聴けるとは思わなかった!ポップで不穏でシニカルっつーFAITH NO MOREの魅力が凝縮された大好きな曲。またこの曲の演奏がすげー良かったんだわ。キーボードぶっ壊れて以来ひたすら手さぐりでやってきた今日のライブでようやくバチっとなんかがハマった感触があった。ポップな旋律に乗せてNow everything's ruinedと歌うこの曲、ホント名曲です。

    イイィヤッホウ!!という掛け声からGentle Art Of Making Enemies。ストレートすぎるDigging The Graveよりも突っかかってはもんどりうってポップなサビになだれ込むこの曲の方が好きなんだよなあ。Happy Birthday! Fucker!

    激しく暴れた後の定番EasyからRicochet。おお、この曲はちゃんとキーボード聴こえるぞ!と思ったけど依然として簡易キーボード。複数の音色を切り替えつつ使うのは難しいようだけど1曲1音色にしておけばピアノ以外の音も出せるらしい。この曲も演奏良かったなー。この曲の終盤でちとパットンは苦しそうだった。セットリストの変更でペース配分ができずさすがに疲れてきたのかもしれん。

    Ashes To Ashesはゴシックで美しいメロディーとサビの解放感が素晴らしい名曲だがライブではスタジオ音源の何倍もダイナミズムが増す。というかライブ終盤に入ってから演奏がさらに冴えまくってきてる。Le BucherettesとAnthemasqueに共演の感謝を述べてからKing For A Day。この曲のイントロからロディはメインキーボードに向かい、そしてついに音が!出た!この瞬間が一番の大歓声だったんじゃなかろうか。この曲もスタジオ音源のプロダクションで聴くよりライブで聴く方がはるかにスケールが大きくドラマチックに響く。このバンドがシニカルモードからマジモードに切り替えたときの破壊力たるや凄まじいものがある。この曲のThis is the best party I've ever been toというフレーズは彼らのライブに送りたい俺の気持ちでもある。

    そしてラストはEpic。エンディングのメタルパートがバッサリカットされてしまっているが仕方ない。さすがに場内の盛り上がりもすごい。ここで本編は終了。

    結局本編のほとんどをキーボードレスで演奏し、実質2曲しかフル体制で演奏ができなかったものの、それでもその演奏力とカリスマ性でライブを成立させた上で大団円に持っていく力技は見事としか言いようがない。が、このような状況だからこそアンコールへの期待も膨らむ。今日は今日で貴重だしKFADの曲いっぱい聴けて良かったな、でも是非本編での悔しさをアンコールで挽回して欲しい…と思いながら待っていると後ろでオッサン二人がバカデカイ声で「キーボードいじってるのが目立ちすぎて酷い!!こんなので喜んじゃダメだよ!!興行としては酷い!!もうアンコールで何やっても盛り上がる気分じゃない!!」とわざと周りに聞こえるようデカイ声で話している。ウザいが気持ちはわかる。俺も余裕持って楽しめたのは「明日もあるから」ってとこが大きい。

    ステージに戻ってきたロディが「明日は違うショーになるぜ」とそりゃそうだなってか頼むよっつーMCの後にリクエストを募っていたが特に聴く素振りもなく、1曲目はLast Cup Of Sorrow。本編でできなかった曲をズラして持ってきた感じ。粘っこく歌い上げるメロディーが大好きな曲なんだがこのポジションでやられてもイマイチ盛り上がれない曲でもある。

    そして新曲Superhero。ロンドン公演の動画を初めて観たときは93年ぐらいの未発表曲というか1軍半みたいな曲だなあと思っていたんだけど勢いあるしピアノの雰囲気もいいしこれから少しずつ馴染んでいくのかな、という印象。もう少しFNMならではの叙情メロディーが炸裂して欲しいっつーもどかしさも感じるけど。

    トラブルがあったからといってアンコールがスペシャルになることもなく、ライブはこれで終了。賞味75分ぐらいかな。いやまあ楽しかったしバンドの地力を堪能できたけど肯定的に捉えられるのは明日のライブも観れるからであって、18年ぶりで最後の来日になるかもしれないライブがこれ1回だけだったらどう感じたかなあ…。

    ちなみにインスタに上がってた元のセットリスト。



    あれ、トラブルで曲順は大幅に入れ替えてるけどKFAD偏重セットリストなのは同じなんだね。Midlife CrisisとMatadorとWCALの代わりにSurprise! You're Dead!が入ったてことか。とりあえず今日のライブを受けて明日はどうなるのか。何はともあれ今日のライブの感想は「楽しかったけど明日があって良かった」これに尽きる。
     
    | ライブレポ | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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