Everything's Ruined

また息切れしたブログ
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ODYSSEY / YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE
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    あれ!また始まった!また始まっちゃった!?そうなんです。今回はイングヴェイのODYSSEY編であります。

    悪徳マネージャー、アンディ・トルーマンの元で近所の人も大迷惑なパーティライフ&アルコール浸りの壮絶な生活を送っていたイングヴェイがデロデロに酔って運転していたジャガーで木に突っ込み、ほとんど死にかけた後のアルバム。このアルバム制作前後のストーリーはとにかく壮絶。イングヴェイ本人による自伝ではなく、アンダース・テングナーが手掛けたAs Above, So Below -The Unauthorized Biography-でジョー・リン・ターナーが詳細に語っているので是非読んでみてください。映画化できるレベルの話だったよ。

    作品的にはイングヴェイがそんな状況でしっかり制作に関与できなかったのでジョーやジェフ・グリックスマンがイングヴェイ所有のデモだのなんだのから色々繋ぎ合わせて曲を完成させたと言われています。そのあたりがイングヴェイは納得いかない(上に認めていない)ようでこのアルバムをあまり気に入っていないようですが、スウェーデン時代のデモ素材とジョーのポップセンスの相性が良かったのかイングヴェイ色が薄くポップな哀愁フィーリングに溢れていて「イングヴェイを苦手な人が好きになりやすいアルバム」という彼のカタログの中でも異彩を放つ存在です。ブライトなサウンドプロダクションのおかげもあってすごくメジャーな感じよね。

    イングヴェイ本人の思い入れはともかくとして、かっちょいいオープニングからドライヴ感たっぷりのリフになだれ込む永遠のオープニングトラックRising Force、イングヴェイに「あの曲はゲイだよ」という名言を吐かせたHeaven Tonight、デモ時代の曲名がTell Meだったとは言え歌詞もすっかり変わってしまったのに「俺も関与した曲だからアピール」として無理やりサブタイトルをねじ込んだDreaming (Tell Me)など、今でもライブの定番曲が多く収録されています。ギターソロが交通事故の影響をモロに受けて流麗さも鋭利さも失われてしまっているので俺もそんな好きなアルバムでもないですけど、たまに聴くと「めっちゃメジャーだな!」と思います。

    話は逸れますがイングヴェイは気に入ってないということを表現するのに「あの曲はゲイだよ」という表現をしてたぐらいなので少なくとも90年代もしくはゼロ年代初頭まではおおっぴらな差別主義者というか、所謂ホモフォビアDQNだったと思われます。80年代にマーク・ボールズを解雇した際にもそういう発言があったし。が、だからこその鈍感さなのか、10年以上活動を共にしたマッツ・オラウソンがゲイだということにはまったく気づいていなかったらしいです。

     

    前述のアンダース・テングナー版バイオ本によれば、97年ごろのある日、イングヴェイの家に居候していたマッツがいつものようにタイ在住の恋人と電話をしていたところ、たまたまイングヴェイが電話の相手の声が男性であることに気づき、「マッツ…!お、おまえゲイなの…!??」と慌てふためきパニックに。それでもそこで激怒するわけでもなく「いやいいよ、全然気にしないよ、うん」と言っておきながら2分後にトイレに走ってってゲロ吐いて、戻ってきたら「えっと…ピザ食べ過ぎたのかな…おかしいな…」とか言ってたっつー話が語られています。

     

    ちなみに1999年前後にジョン・マカルーソがバンドに誘われたときには「おまえゲイじゃないだろうな!自分のバンドの60%がゲイって俺やだかんな!」と言われたらしいです(当時のヴォーカルはマーク・ボールズだった)。もちろん彼の言動を肯定する気にはならないけれど、彼なりに価値観を転換し、友人(仕事仲間)としての付き合いを続ける努力はしてたんだろうな。彼の尊大さ・傲慢さの裏にある小心者で不安の高いパーソナリティが表れたエピソードだなと思います。

    っていいんだそんなことは!俺が語りたいのはレコードについてなんだ!こうしてイングヴェイのガンたれジャケットをずらっと並べてみましたが、上段左から日本盤、韓国盤、下段左からUK盤、US盤、西ドイツ盤。手前のちんこいのはリマスターCDね。もともと録音がいいアルバムなのでリマスターCDで満足の音質なんだけど、そこはほら、やっぱ80年代のアルバムはアナログで聴きたいっつーオタクっぽいこだわりがあるわけよ。で、最初にUS盤、次に日本盤を買ってみたんだけど思ったほど音が良くない。小さくこじんまりとした音なの。まあ元はこんなもんなんかな、CDのリマスタリング技術がよほど素晴らしいのかな、と思いつつ安穏と日々を過ごし、働き、老いていく、そんな人生を送っていたのでした。そんな起伏のない僕の人生でしたがこないだ某ユニオンで411円でイギリス盤が売ってたので一応買っとくかーと買って放置していたのを思い出して聴いてみたら…あれ!!声が!!遅れて!!じゃなくて!!他国盤とは明らかに音が違う!高音の抜けと低音の厚みが増してる!すげー!UK盤すげーよー!!前にMARCHING OUTは西ドイツ盤だけが明らかに他国盤とは違う音作りになっているというネタを書いたけど、あそこまでではないにせよイギリス盤も結構違う。これは凄い!大変なことやと思うよ!!

    でもね!それよりインパクトがある衝撃の事実が!それではインナースリーヴを見てみましょう・・・。



    韓国盤は写真の下にYngwie J. Malmsteen'sと書いてありますけど、そのあとのRising Forceが書いてないっつーね。Denny'sみたいになっちゃってますねって重要なのはそこではなく!

    下段左のUK盤だけ写真が違うじゃねーの!!



    なんてことでしょう!!どのアルバムのイングヴェイの写りばかり重視されてジョーはアゴのない変な写真になってますがUK盤だけ違う写真!!これは一体どういうことなんでしょうか…。UK盤さらにすごい!!さらに買ってよかった!!わーい!!!これはみなさんも驚いたんじゃないでしょうか!!!!!!

    えー、今回はちょっとインパクト薄かったでしょうか。でもイギリス盤が一番音が良かったつーのはホントなので!みんなそこ参考にしていいんだかんね!!

    ODYSSEYは他にもユーゴスラビアとかスペインとかギリシャとか色んな国でリリースされてるけどこのインナースリーヴの写真はどうなんかなあ。みんなどしどし教えてくれよ!(引き続きALCATRAZZの半透明盤の情報もお待ちしております)




     

    | Yngwie Malmsteen | 21:21 | comments(0) | - | - | - |









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