ジェフ・スコット・ソート脱退(解雇?契約満了?)後、ヴォーカリストの人選に困ったニール・ショーンがyoutubeで見つけたシンガーを新ヴォーカリストに抜擢!というシンデレラストーリーのドキュメンタリー。
最初にこの映画の話を聴いたとき、他にもこういうのあったよなあ・・・と思ったんだがそうだ、JUDAS PRIESTのトリビュートバンドに在籍していたティム・リッパー・オーエンズが本家JUDAS PRIESTのヴォーカルに抜擢、というアレだ。映画の出来を見てバンド側がウンザリしたのかいつの間にか「あれはティムの話ではない」となってしまった映画、ロックスター。
懐かしい。そういえばこれもJEFF SCOTT SOTO絡みですね。
とロックスターは失敗したけどJOURNEYはドキュメントという形をとりました。スポットライトを当てるのはもちろんその新ヴォーカリストのアーネル・ピネーダなんだけど、彼のサクセスストーリーだけでなく、生い立ちや経歴が掘り下げられること、さらにはその成功への謙虚な態度と感謝の姿勢が素晴らしいことなどから、見ると彼の人柄を好きになってしまいます。なぜかヌードシーンも満載です。英語で話してるのに英語字幕つけられてたのなんでだろ。
そしてJOURNEYファンとして面白かったのはツアーの裏側。ジョナサン・ケインがあそこまでヴォーカルトレーナー的な立場でアーネルを鍛えていたってのは想像しなかった。また、ニールとジョナサンによるアーネルのオーディションシーンなんかでも素人の耳とは全然違う「音楽家の耳」で聞いてるんだってのがわかってカッコよかった。
個人的に嬉しかったのはきちんとスティーヴ・オージェリの件にも触れられていたこと。ジェフ・スコット・ソートは黙殺かよ!と思ったけどそもそもロバート・フライシュマンにも触れられていないのでオージェリパートがあっただけでも良しとしよう。
Don't Stop Believin'て個人的にはJOURNEYの曲ですげー好き!てほどじゃなかったんだけど、この映画のラストにかかるマニラでの凱旋ライブでの歌には感動してしまった。だからこそ後半バッサリカットしないでフルで観たかったけども!
そういや途中Open Armsで共演してるのはどこのオペラ歌手?と思ったらアン・ウィルソンでしたね。